一周２５０キロのワインディングロードに囲まれ、１０００メートル級の峠道もある佐渡ヶ島のツーリングは最高。
ちなみに、ワインディング大好きの私の愛車は、ＳＲ５００＆ＲＺＶ５００Ｒ．
外周をＳＲで走るのが楽しみですが、ＲＺＶはボケ止めの気付け薬のようなもので痛快です。（爆）

　未舗装は、幸か不幸か林道のごく一部です。勿論、高速道路はありません。信号、一方通行も町中の一部だけ。
バイクの性能よりライディング・テクニックを試されるコースで、車体が直立している時間はほとんどありません、車体を寝かせては起こし、起こしては寝かし、マルチがＳＲ５００を引き離せないツイスティなワインディングです。
おそらく、佐渡一周２６０キロにコーナーが５０００はあるに違いない。すなわち、佐渡一周で５０００回は楽しめるのである。
観光見物もするなら、一日半周、真ん中の峠道もあるから２泊３日がお薦めのペースかな。
反時計回りで行くと、海側を走るため見晴らしがよく気持ち良いです（山側が安心という向きもおられますが）。
マスツーリングでは、道幅が狭く追い越しが難しい箇所もあり、平均時速は３５ｋｍ／ｈに計画がよろしいかと。
ガソリンスタンドは１０キロ毎にはあります。ただし、日曜は町の中のスタンドはほとんど休み、１９時閉店です。
また、東京よりリッター当たり２０円ほど高くても驚いてはいけません。

バイクシーズン
　佐渡のバイクシーズンは、４月から１０月半ばまでといっていいでしょう。
それ以前は、もう平地には雪はありませんが寒く、これ以降は、雨や雹が降ったり、天候不順で道路に砂も出るし、楽しくはないです。
さて、佐渡は、４月１５日を「島開き」と称して各種催しが始まります。
１０００メートル級の山、ドンデン、大佐渡スカイラインもゴールデンウイークに向けて４月２５日過ぎには開通します。
ただし、ドンデン〜入川（外海府）線は、６月中旬開通です。
その年によって違いますので、別添、管理先にお問い合わせください。


　春は、いっせいに花が咲き出し佐渡の一番うれしい時期です。
あ　これは日本海の長い暗い冬を経験していると関東でのそれより、３，４倍うれしいものです。
海も、一気に穏やかになりますし。
浦和と行ったり来りの私はこの違いをつくづく体験しております。（笑）
ただし、まだ砂が路上にあり、コーナーで寝かしたときに足元を掬われる恐れがあります。
佐渡の春先の特徴であり、気をつけないと痛い目に遭いますのでご用心。


　夏は、鏡のような穏やかな海、緑濃い山々が迎えてくれます。
キャンプはどこででも出来ますし、海水浴も森林浴も楽しめ、ワインディング、峠道も存分に楽しめます。
ただ、観光客の自家用車が増えるのもこの季節、追い越しには十分にご注意を。これならその心配はないかも。（^〜^）
梅雨前の佐渡も良い。
カンゾウの見ごろは６月１０日頃。その年によって５日ぐらいはずれたりする。


　秋は、紅葉の季節、山々の紅葉、黄葉の楽しめる峠道、ワインディングは暑くもなく寒くもなくいいですよー。(^〜^)
ただ、１１月近くなると、雨も多くなり、コーナーの落ち葉や砂にご用心。


　佐渡へバイクで渡るには
フェリーは三カ所に着きます。
新潟〜両津、直江津〜小木、寺泊〜赤泊。

　関西からなら
時計回りで回るなら、直江津から小木へ上陸されるのがいいでしょう。
反時計回りなら、寺泊〜赤泊がいいでしょう。
行きと帰りで違う航路もいいでしょうから。

　関東からなら
関越で新潟〜両津、あるいは途中から長野〜直江津〜小木、行き帰りで違う航路もいいでしょう。


主なコース　

＃　大佐渡方面

＊　大佐渡越え。両津〜ドンデン〜入川線（約２５キロ）。４月末から１１月初めまで
ドンデンからの眺めは最高。
晴れていれば、対岸の弥彦は勿論、左手の粟島、さらにアルプスまで見える時があります。一説には富士山が見えるとか。
秋は、入川〜ドンデン線の紅葉が素晴らしい。１０月末
このコースは、あなたのジムカーナ・テクニックの見せどころ。
麓の両入り口とも、採石場があり小砂利や砂が出ており、自制心と判断力のテスト場所となっていますのでくれぐれもご注意を。


＊　大佐渡スカイライン（金井〜相川、約１５キロ）
金井側、相川側どちらの登りが楽しめるかと言えば、金井側麓の新保ダムからでしょう。
頂上の白雲荘まで６キロのツイスティな登り、８３のコーナーあり。３個のきついヘアピンコーナーなどパワフルなバイクは、スロットルコントロールのデリカシーを求められます。
金井からの登りは目地舗装ですからお気を付けください。
ちなみに、このヒルクライムは、ヤマハＲＺ２５０Ｒは２速まで、ＲＺＶ５００Ｒもファイナルギヤ４丁大きくしたのですが（限界）、３速に入らないコースです。
両車を乗り比べると、タイム差は７秒ほど、距離にして１２０ｍくらいのもので私も意外でした。
まあ、鈴鹿の世界ＧＰのラップタイムが２５０と５００が２秒しか違わないのと同じかな。(^〜^)
ただし、ガードレールがないところがありますから飛び出さないようご注意を。
ジムカーナ的に楽しむなら相川口から登るのがお薦め。


＊　大佐渡山腹を行く、国仲北線（大佐渡山脈南側、ドンデン麓から相川トンネル入り口まで約３０キロ）全線舗装ジムカーナコース風。
かってダートであったころ、オフロードバイクのナックルガードではみ出た枝葉をかき分けながら走った楽しみがあったものです。
ただし、ブラインドコーナーでは、砂ばかりでなく岩や木が倒れていたりするので注意。
夏、のんびり走ると涼しさが満喫出来、秋にはススキが肩を撫でるコースです。
紅葉の頃もいいですよ。春のユキワリソウ、山桜の頃も。
なんだ、いつもいいじゃない。(^〜^)


＊　東端を回る。両津〜姫崎〜赤玉〜小木（約６０キロ）
海岸沿いのワインディングを楽しんでください。対岸の弥彦や天気が良ければアルプスまで見えます。道幅が細いところが多いので対向車に注意。


＃　小佐渡方面

＊　小佐渡山越え。赤泊、又は羽茂〜真野町（約２０キロ）
梨の木地蔵経由の峠越え。特に山中は道幅が狭いところがあり、ブラインドコーナーは対向車に注意。


＊　小佐渡山越え。多田（おおた）〜畑野町（約２２キロ）
小倉峠越えの道は、これまたジムカーナ・コース。道幅も狭いので対向車に注意。
紅葉の頃（10/25〜11/5)は、紅葉山が見事。
この頃には、この山中で年一回、佐渡トライアルフェスティバルが開かれ、全国からトライアルライダーがやってくる。


＊　小佐渡稜線を行く。小倉峠〜杉池〜赤玉（約１５キロ）、又は両津まで（約２５キロ）。
小佐渡山脈の稜線を行くこのワインディングは、対岸の弥彦をはじめ、晴れていればアルプスまで見え、空いていることは折り紙付。
小倉峠から、２、３キロは砂に注意。

＊　佐渡中央から外海府、海岸線。佐和田〜相川（二見回り）〜尖閣湾〜大野亀
〜二つ亀（約７０キロ）
夕日の見える海岸沿いのワインディングで快走出来る。尖閣湾から先は、コークスクリュウコーナーも楽しめますが、道幅が狭くなるので気を付けよう。


＊　内海府。二つ亀〜両津（約４０キロ）
内海府の外周は道幅も狭いところが多く、ブラインドコーナーも多い。外海府から半周してくると、あと一息とほっとする頃でもある。


＊　未舗装の山道が欲しいと云う向きには小佐渡エコーライン。
畑野町の小倉峠から経塚山へ抜ける道はオフロード・バイク向きである。途中、女神山の近くから国仲平野を見下ろし金北山を望めば佐渡一の眺めである。


＃　事故に会いたくなかったら、佐渡特有のいくつかの障害物に気を付けましょう。
＊　動くパイロン。
　白いツーシーター、即ち、白い軽トラックは特に要注意です。我が道を行く運転は、予測をはるかに越えるものがあります。
突然の右左折、ブラインド・コーナーでの駐車、道路中央での停車懇談などなど、あなたの安全運転義務を１００％試されますのでご注意を。
時速３０キロののろのろ運転だからといって、追い越しをすれば違反に問われますので「細心」の注意が必要です。とにかく都会地での車両間隔より倍は取ることをお薦めします。


＊　道幅の狭いブラインドがあります。日曜以外は、ダンプも走っており、対向車に注意。
＊　工事もところどころであり、道路上に、砂、土など出ていたりしますので、膝擦りバンクなどはお止めになった方が賢明かと。

また、道路工事通行止め等が常にありますので、事前に下記へお問い合わせをどうぞ。

国道、県道のみ、佐渡地域振興局土木課維持管理担当維持第1係 0259-74-3153
相川林道事務所　０２５９−７４−３４３５
大佐渡スカイライン、金井町からの登りは航空自衛隊管理道路。０２５９−６３−４１１１

その他、各、市町村役場道路維持課。
＊　早く纏めてＨＰに載せてくれるといいのですが・・。
県道だけは、新潟県のＨＰに載っています。
相川土木事務所さんにはお願いしてあるのですが、土木さん、載るようになったら知らせてください。

万一、故障の節は
佐和田町、杉本自転車店、０２５９−５７−２６５２
小木町、春川商会、０２５９−８６−３１５５

私は、特に杉本自転車店をお薦めします。
オヤジさんは乗るよりもいじるのが好き、しかもリーズナブルなお値段です。


佐渡ケ島快感ツーリング録

付録１　ライディングテクニックのページ
付録２　限定解除への道
付録３　ノリックの華麗な三角乗り
付録４　motoGP　&　SB　が大好き！